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2012年12月 5日 (水)

小倉城・皿倉山・志賀島・・・北九州へBBの小さな旅

Kokurajo2
小倉城、お堀の向こうにこじんまりとした天守閣。
同じものを反対側から見たら↓。バックはショッピングセンターらしい。飲み込まれそう。50年ぶりに見たお城はちょっとかわいそうだった。

Kokurajo1

大阪での用事の後、子供時代を過ごした北九州までぐっと足を伸ばして、小倉に住む幼馴染に逢ってきた。約束の時間までフラリ散歩。

市場を覗いて、出汁用に干したトビウオを一連買ってみた。お城の公園にある文学館が面白そうだったので、トビウオはロッカーに預けて入る。企画展示は労働者文学。企業の労働者が発行してきた文芸誌の展示がある。

「北九州工業地帯」と習ったし、親も製鉄所の労働者だった。今はさすがに違うだろうけど、八幡市歌は’煙もうもう天に漲る・・・’と高らかにうたった。公害なんて意識は無かったのね。あの煙のおかげで生活が成り立っていた。労働者の福利厚生も充実していたのだと思う。労働会館でのコンサートがクラシックに触れる機会だったし、起業祭の工場見学では真っ赤に溶けた鉄が流れるのを見た。庶民のデパートみたいな「購買会」には何でもあった。労働者が住む町の環境もよく整い、下水道整備なども早かった。
勢いがあったのはいつ頃までだったのだろうね。50年も経てばすべて様変わりもするもんだわね。


Sarakurayama
会うのは40年ぶりのキヨちゃんと、初対面のご主人も一緒に、八幡の皿倉山(622m)へ。
北九州の象徴的な山、八幡でも小倉でも学校の校歌にうたわれた。
ケーブルカーとスロープカーと言う乗り物で頂上へラクして上がれる。
Sarakurakara 昔は頂上に高射砲の砲台があったと思う。テレビの塔が少しずつ増えたもよう。展望は開けて、市街地と工場地帯とが広々と一望できる。子供のときに見た記憶より、市街地が狭く見える。山の裏側の貯水池に下りたかったけど、貯水池から最寄の駅に出るバス便が廃止になったそうで残念。
霧がかかって周りが真っ白になり、気温が3度。レストハウスのコーヒーで3人がこもごも昔の話、今の話。夕食もお心づくしのご馳走に預かってまた四方山話。



翌日は北九州空港からの夕方の飛行機が決まっているだけで、一日フリー。宿で貰った地図などを眺めていて、「そうだ、博多へ行こう!」
福岡市には1年だけ住んだことがある。ずいぶん変わっているはず。博多のどこに行くかは着いてから決めることにして、小倉駅を8時台の特急。
乗ってから、ケイタイで博多・観光 と検索してみた。福岡タワーというものがあるらしい。高いところ大好き!山の展望が楽しみ!

駅構内の観光案内カウンターに直行して、地図を貰う。大濠公園もいいな。一度散歩したことがある。これで今日訪問したい2箇所が決まった。バスでタワーの足元に着いて、地上123mの展望台へ。

Fukuokatower
山と市街の展望はもちろんだけど、向きを変えたとたん、息を呑んだ。
博多湾と海ノ中道、志賀島、能古島が眼下に大きく広がっていた。
天気に恵まれて、青い空の下、青い海と、地図でしか見たことの無かった海ノ中道の大きなカーブの先に金印の志賀島!
漢委奴国王と彫られた金のハンコが出土した島。小学校で習ったきり。
その向こうは玄界灘、その先は韓国・中国。

Sikanosima_2
タワーからこの眺めを見たからには、博多湾を横切って志賀島へ、それが無理でも海ノ中道までは行きたい。どうやって?と、タワーの足元の海側の施設を見ると、うみなかラインという渡船の発着所があるのがわかった。タワーにあるパンフレットで、一時間足らずの後には海ノ中道行きの船が出るとわかった。ヨシ!なんとかなる!

渡船の着く海ノ中道にはJRの駅があって、下りで一駅乗れば志賀島に近い西戸崎(さいとざき)、終点らしい。島は道路で繋がっている。タクシー利用で金印の出た場所にある金印公園に、行かれるなら行こう。
また、ケイタイを取り出して、乗り換え案内に没頭。夕方の飛行機に十分間に合うように組めた。ここで大濠公園に行く案はボツになる。

Photo
渡船の発着所脇で海を見ながらジャムパンとお茶でおなかを満たし、青い博多湾を横断!↑船から志賀島を望む。所要20分、1000円ちょうど。船着場から海ノ中道駅まで5分ほど歩いて、下り電車をしばらく待って西戸崎へ。

駅前には折り良くタクシーが一台だけ、BBを待っていてくれたのねっ!ドライバー氏に尋ねると、帰りの電車までの間に金印公園を往復して十分間に合うと言う。戻るタクシーが捉まえられるような場所ではないから公園を散歩する間は待っていてくれると決まり、出発。10分足らずで到着。
車の走る海岸沿いの道路から階段を少し上がったところが金印出土の碑がある目的地だった。ドライバー氏にも一緒に来てもらって、解説をしてもらった。
Kinin
金印の碑を見ただけで十分満足。博多湾の向こうに見えるあの山は?背振り山系、ぐっと離れたあっちは?北九州の山、と展望も解説してもらう。いま博多湾に入ってきて高速で湾の奥へ向かう船は韓国の釜山から来たものらしい。
周囲を5分ほど散歩したのち、西戸崎駅に戻り、電車で香椎乗り換え博多着。また特急で小倉に戻り、リムジンで北九州空港へ。無事に帰着。

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コメント

北九州の旅、面白そうですね。
行きたいな―!!

投稿: YOU | 2012年12月 6日 (木) 19時54分

面白かったよ~。きっと、何十年もの時を感じながらの旅でもあったから尚更ね。

投稿: BB | 2012年12月 7日 (金) 15時36分

北九州は、わたしの実家のある市です。
なんだか、こうやって紹介されたものを読むと、なにやら新鮮な気持ちに。

むかし、皿倉山で岩登りの練習をしたこともあります(もちろん初級コースですが。)

タワーも志賀島も行ったことがないのですが、行ってみたくなりました^^ 

投稿: ぴとこ | 2012年12月14日 (金) 20時40分

あら、ぴとこさん そうでしたか。
北九州を観光客として訪れたのは初めてでした。ちょっと面白い気分でした。
昔、高校の夏休み明けに先生から「山登りした人は?」と聞かれて、ハイッと手を挙げて、皿倉山!と言い、失笑されました。それ以外に山があったなんて(゚ー゚;  私はあの山でスキーをしたことがあります。山遊びの初めの一歩はここだったのかも。

投稿: BB | 2012年12月15日 (土) 12時21分

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