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2014年5月27日 (火)

原城・大観峰・熊本城

 

もうちょうど一ヶ月も前の旅なんだけど、忘れちゃもったいないから書いておこう。
長崎まで飛んで、諫早から島原鉄道に乗った。
目的地は、島原の原城。
天草四郎の率いる一揆島原の乱のあった史跡。
BBの母はその近くで1900年に生まれた。
敗戦直後の食糧疎開でBBも少し滞在したらしい。
母が亡くなって四半世紀経つ今頃になって、ひとりで行ってみた。

島原鉄道は今は外港駅が終点になっていて、そこから原城まで車で40分程という。
タクシー片道7,500円というドライバー氏に相談した結果、オベンキョウしますの言葉通り、
往復プラス原城址案内で12,000円。彼の言葉が母の訛りを思い出させる。

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有明海に面した丘の上にある城は、切り立った断崖で堅く護られていたらしい。
素朴な石垣が残る。

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一揆を率いた天草四郎さんは、ドライバー氏によると、農民の心をつかむ技に長けていて、
大がかりなマジック的なパフォーマンスまで用いたと伝えられているらしい。
農民の結束は固く抵抗は長引いたものの、ついに落城となった後に、
一揆の再発を恐れた幕府が拠点となる城の石垣を破壊して、そのままにされているそうです。

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 原城址から見る雲仙岳。普賢岳の横に平成新山が盛り上がる。

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写真はWikiから拝借した平成の噴火による火砕流の跡。

島原半島は雲仙岳一つでできているように見える。
雲仙岳の裾のわずかな平地に人が住む。
山の大噴火が起きれば被害は甚大。
島原大変肥後迷惑と伝えられる大災害があったらしいと母から聞いていたが、
平成になっての大噴火も被害はすさまじかったのを覚えている。
10数年前に雲仙普賢岳に登った時には、新山から蒸気なのか煙なのか
まだ生々しさが漂っていた。

今回の宿は、上の写真で右手に見える崩れた山‘眉山’を近々と見上げる海際にあった。
火砕流からあの眉山が守ってくれたのだと宿の人は言う。


島原のお土産は、むかし母から名前だけ聞いていたとら巻きなるお菓子、
チェリー豆と島原素麺は子供の頃に食べたのは覚えている。
素麺は、島原から送ってもらったのが食糧難を助けてくれた記憶もかすかにある。
 

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翌朝、有明海を船で、天草の島々を見ながら熊本に渡った。
後方には雲仙岳と眉山が聳えて、穏やかな眺めにも見える。


熊本駅から豊肥線で阿蘇駅へ。
目指すは大観峰
Photo_5
大観峰から、阿蘇五岳。涅槃像にたとえられる連山。
BBの火山好きはこの阿蘇山から始まったかな。
小学校の修学旅行で火口を覗きこんだ。
なにより、外輪山を含むとんでもなく大きい火山であるのにドギモを抜かれた。
40年前にGGとロープウエイで火口まで行ったり、10年前には一人で溶岩の尾根を登ったり。
阿蘇を楽しむ締めくくりは大観峰からと決めていた。

阿蘇駅からバス便が少なくてタクシーに頼る。
このタクシーも、ドライバーは往復プラス観光案内を勧めるのだけど、
ゆっくりしたかったから断った、、、のが失敗。
帰りに、大観峰最寄りのバス停が遠かったし、土産物屋で聞いても場所がはっきりしない。
ワタシとしたことが地図は観光地図のみ。

見当を付けて歩き出すと、足元にはワラビがポツポツ生えていた。
陽射しは暑い位だし、観光の車はかなり通るのだけど
道の端の土の上をワラビ摘みしながら鼻歌で歩く。

分かれ道に来て、バス停はこっちの表示も無く、通りかかった車に聞こうと手を挙げた。
若い女性二人の車。バス停?さぁ・・・?ところでどちらへ?
豊肥線の駅に出て熊本駅まで行きたいと言ったら、なんと、結果としてヒッチハイクしてしまった。

頭の白いおばあさんが手を上げたら止まらないわけにはいかないでしょなんて、
はっきり言われてしまったけど、そのわりに心優しく明るい人たちで、
自分たちも熊本駅近くまで行くから、良かったらこのままどうぞ、だって。
いくらなんでも甘え過ぎだから、最寄の駅までと頼んだら、楽しくおしゃべりしてる間に
阿蘇駅より一つ熊本に近い内牧につけてくれて、
別れ際には車からちゃんと降りて握手を求められた。感動!
お礼に、大観峰の下で摘んだワラビを持って帰ってもらった。
  

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その翌日は熊本で剣道の試合応援。孫の小学4年生SHOUくん出場。
参加者は全国から、といっても殆ど熊本・鹿児島・福岡の3県で占められていた。
彼のように千葉からの参加は3人だけ。
広い体育館もパンクしそうな子供たちの熱気。
SHOUくんも善戦、2勝を挙げた。
ほんとうは勝ち抜いて表彰式も見せてもらうつもりだったから、時間に余裕ができた。
彼とパパと、水前寺公園を散歩。豆剣士は池の鯉に餌をやるのも気合が入る。
BBも負けずにエサ買いに走る。

BBにはもう一つずっと前から見たいものがあった。
熊本城の石垣。
二人と別れてお城へ。

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天守閣の窓から外を眺めたらコワカッタよと剣士が言うのだけど、BBは怖くなかったよ。
石垣が何層にも積み上がった上にさらに高々と天守閣だから、確かに相当高いけど、
ナントカと煙は高い所が好きっていうとおり。

二日前に見た島原の原城の石垣がかわいそうになる見事さだった。
そりゃぁお金持ちの殿様が作ったお城と、苦しんで一揆をおこす農民キリシタンの城では
こうも違うわけですねぇ。




 

 そのまた翌日、飛行機が午後だったので、午前半日遊べるところを観光地図で探した。
市立の動植物園に決定。市電が便利に使える街だった。

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小雨降ったりやんだりの平日で、園内の人はまばら。
作業服を着た人がクリップボード片手に木を見上げたり花の様子を見たりしている。
咲き具合を一覧にしたチェック表だった。
今何が咲いてるか電話をくれたらこれを見て答えますよ、だそうです。

終わりまで心地良い旅でした。

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コメント

わぁー石垣大好きな私はどちらの石垣にも釘づけ。
九州は中々縁のない所だから、どの写真見ても新鮮でスケールが大きいと思った。
歴史を思いながら歩けるのは良いなぁー
良い旅でしたね。

投稿: 山百合子 | 2014年5月27日 (火) 23時18分

ほかの石垣はあまり知らないんだけど、熊本城のは格別だと思ったわ。
傍に立ち尽くして、反り上がったように見える高い石垣を眺めました。
圧倒されたのね。だいたい、お城全体の規模がすごい。
何かと面白い旅だったわ。

投稿: BB | 2014年5月28日 (水) 06時32分

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