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2014年6月 5日 (木)

ハードル高い調弦

 
 幾度もこの写真に目をやってしまう。 
 

Photo

50年くらい前に買ったギター、ろくに弾かないまま殆ど押し入れに寝かせていた。
BBから押し付けられて弾かされているのは、ギターと殆ど同じくらいの齢の甥。

弦は巻き方が逆だったり、錆びて緩んできたりの、散々な代物なのに、
アルハンブラの想い出を弾いてくれだの唱歌のコードだけでも弾いてくれだの、
彼なら何でもできるだろうと注文すれば、「ハードルが高い・・・」だそうで。
でも無碍に撥ねつけもせず、彼の母親を含む身内の女どものそばで
辛抱強く音を出していてくれた。
優しいオジサンに育ってくれたね。ひとえに本人の努力よ。


BBの10歳上の姉は要介護1、新しい記憶がすぐ消えるようになった。
埼玉に住む彼女を東京の彼が迎えに行って、千葉の田舎のBB宅に遊びに連れてきてくれた。
ちょっとした旅になるので一泊。県内のもう一人の姉にも来てもらって一緒に泊まり。
新しいことは忘れても、昔話はおおいに弾む。要介護でない二人も似たようなもの。
姉妹が子供だった頃の知り合いの誰彼の名前だってポンポン出てくる。
昔からひたすら優しかった姉は要介護の今も優しくBBの白髪頭に手をやり、
マイペースの姉は変わらずマイペース。

真夜中までモリモリ盛り上がって喋ったせいで、客人たちは早起きがムリ。
6時半のラジオ体操も小学校みたいにみんなでしたかったのに、BB一人だった。
庭で朝ご飯をの~んびり食べた後もそのままの~んびり喋っていたら
目の前のシマトネリコの枝にシジュウカラが寄って行った。
みんなにオ~可愛いかわいいと声を掛けられる。
こんどはわが娘も来てくれた。息子は仕事で残念だったけど、
贅沢な集まりだったなぁ。

壊れてるギターで音を出すのと同様に、
壊れかけたヒトとその予備軍とを気持ちよく逢わせてくれるのも
なかなかハードルが高かったね。
よく調えてくれた。

ギターは弦のセットをアマゾンに注文したから、それなりに回復できるかも。
老姉妹のほうは、う~ん・・・。
楽しい時が何回でももてるといいな。

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